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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2011
129巻

治療中の緑内障患者の視野進行の要因について

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 129巻(5号)2011

Risk factors for visual field progression in treated glaucoma.
Moraes CGVD et al(NY USA)
Arch Ophthalmol 129(5): 562-8, 2011
・緑内障治療中の視野進行のファクターについて検討した。
・両眼ともに8回以上のハンフリー視野計での24-2 SITA-Standardで再現性の良い視野欠損をもった連続587例587眼について1999/1~2009/9までを検討した。
・年齢は64.9±13.0歳、経過観察期間は6.4±1.7年、視野測定回数は11.1±3.1回である。
・単変数解析では、視野狭窄の進展と関連していたのは、高齢(OR=1.19/10年 p=0.01)、落屑症侯群(OR=1.79 p=0.01)、角膜厚薄い(OR=1.38/40μm薄い p<0.01)、乳頭出血(OR=2.31 p<0.01)、傍乳頭網脈絡膜萎縮PPA(OR=2.17 p<0.01)、全ての眼圧パラメータ(平均、最高、変動 p<0.01)であった。
・多変量解析では、最高眼圧(OR=1.13 p<0.01)、角膜厚薄い(OR=1.45/40μm薄い p<0.01)、乳頭出血(OR=2.59 p<0.01)、傍乳頭網脈絡膜萎縮(OR=2.38 p<0.01)であった。

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