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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2020
138巻

手術時の手洗い Waterless法のコストと効果

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 138巻(4号)2020

Association Between Elimination Water From Surgical Hand Antisepsis at a Large Ophthalmic Surgical Hospital and Cost
Matthew J. Javitt et al (USA)
JAMA Ophthalmol 138(4): 382-386, 2020
・手術前に石けんを使用し水で洗い流す従来型の手洗い方法と、アルコールベースのWaterless法のコストと節約できる時間を比較
・WHOの推奨するモデルでそれぞれ比較
・従来法(5ないし6分):1回あたり2分間液体消毒薬で洗い、片腕1分合計2分間水を流す(15.9L)
・1回の手術あたり平均3回手洗いをするため、47.7Lの水を使用
・ディスペンサーを用いた手洗いとクロルヘキシジン含有ブラシを用いた手洗い
・それに伴う液体消毒薬、ブラシ、クロルヘキシジン含有ブラシ、ネイルピック等のコストも検討
・Waterless法(40-70秒):通常の液体石けんで手洗いした後に、アルコールベース消毒薬をすり込む 
・1回の刷り込みあたり6ml使用。液体石けんは14ml使用がメーカー推奨
・スタッフ一人あたりの年間コスト
・従来法 
・ディスペンサー 9190ドル((消毒薬0.330$+水0.071$+ブラシとネイルピック)/回)
・消毒含有ブラシ6470ドル((ブラシのコスト0.43$+水0.071$)/回)
・Waterless法 4650ドル(消毒薬 0.36ドル/回)
・USでの1分あたりの人件費 $37-62
・ウォーターレス法のほうが、従来の手洗い方法よりも年間コスト、消費時間が少なかった。
・環境保護の観点からもWaterless法が優れている。(MM)

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