Geographic and climatic factors associated with exfoliation syndrome.
Stein JD et al(MI USA)
Arch Ophthalmol 129(8): 1053-60, 2011
・2001~2007年の米国47州のeye care受給者626,901名から、3367名の落屑症侯群PEを抽出し、地域ごとの気象データ(温度、標高、日照時間)との関連を調べた。
・中間緯度の住民と比較して、42゚Nより北の住民では、ESの補正危険率はHR=2.14(95%CI=1.94-2.35)であった。
・緯度37゚N以下の南の住民では、ESの危険率はHR=0.83(95%CI=0.75-0.93)と低かった。
・白人を除いても、この関係は成り立っていた。
・7月の気温が1℃上昇すると、ESの危険率は3%減少(HR=0.97 95%CI=0.96-0.98)。
・年間の快晴日が1日増えると、ESの危険率は1.5%増加(HR=1.02 95%CI=1.01-1.02)した。
・環境温度と日照はES発症の重要な環境要因であろう。