Effect of High Add Power, Medium Add Power, or Single-Vision Contact Lenses on Myopia Progression in ChildrenThe BLINK Randomized Clinical Trial
Walline JJ, Walker MK et al
JAMA 324(6):571-580., 2020
目的;高加入度(+2.50D)ソフト多焦点コンタクトレンズは、中加入度(+1.50D)または単焦点コンタクトレンズよりも、子供の近視の進行を遅らせることができるか検証した。
方法;-0.75 Dから-5.00Dの近視で、乱視が1.00 D未満の7〜11歳の合計294人のアメリカ人児童を対象とした。 高加入度(+2.5D)群(n = 98)、中加入度(+1.5D)群(n = 98)、単焦点群(n = 98)のいずれかに無作為に割り当て、3年後の近視の変化を比較した。麻痺下等価球面屈折度数を10回の自動屈折測定値の平均値で比較した。
結果: 3年間の近視の進行は、高加入度群では-0.60 D、中加入度群では-0.89 D、単焦点群では-1.05Dであった。
平均眼軸長伸展は、高加入度数群が0.42mm、中加入度数群が0.58mm、単焦点群は0.66mmであった。
結論:近視に対する高加入度多焦点コンタクトレンズによる治療は、中加入度多焦点および単焦点コンタクトレンズ装用と比較して、3年間で近視の進行率を大幅に低下させた。(HK)