Effect of Face-Down Positioning vs Support-the-Break Positioning After Macula-Involving Retinal Detachment Repair
The PostRD Randomized Clinical Trial
Edward J. Casswell, et al(UK)
JAMA Ophthalmol Online ahead of print, Apr 16 2020
2016/5/16-2018/5/1まで多施設の3次紹介病院で黄斑部の剥離を含むRDに対して14日以内にVit+gasタンポナーデを行った18歳以上の患者 239名(60.8±9.8歳)
シングルマスク無作為前向き試験
再剥離になったものは除外
ランダムに1:1にうつ伏せ(FD)と裂孔部位をサポートする体制(SB)を24時間とらせた。
コンプライアンスはモニターしていない
眼底自発傾向にて2,6か月の変位を比較
変位の程度:黄斑部周囲のずれのある象限、平均ずれ幅(垂直距離)、
客観的な歪みスコア、生活の質を評価
<結果>
Primary Outcome
術後6Mでの網膜のずれ:FD群 42/100(42%) SB群58/103(56%) P=0.04 OR=1.77
Secondary Outcome
8W(2M)での変位の程度はFD群でより少なかった OR=1.94
2M: FD群 0.5度 SB群0.8度 6M: FD群 0.3度 SB群0.9度
矯正視力、ゆがみの程度、QOLは2,6Mで同程度であった。
偏位の振幅がゆがみの程度と6ヶ月後の矯正視力低下に関連していた P<0.001
網膜の皺はFD群5.3%、SB群13.5%でFD群で少なかった P=0.03 OR=2.8
自覚的な両眼複視 FD群1.5% SB群7.6% P=0.03 OR=5.3
25mmHg以上の眼圧上昇はFD群で多かった 30.5% vs 17.6% P=0.02 OR=0.5
網膜剥離術後はうつ伏せが良い結果であった。(MM)