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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2022
140巻

無重力状態と視神経乳頭部の変化

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 140巻(8号)2022

Changes in optic nerve head and retinal morphology during spaceflight and acute fluid shift reversal.
Pardon LP et al(TX USA)
JAMA Ophthalmol 140(8): 763-770, 2022
・無重力状態で頭の方に体液が移動する事を予防する下半身陰圧治療対策は無重力に付随した神経眼科の症候を緩和できるか検討した。
・短時間の飛行中の25mmHg下半身陰圧治療の効果についても検討した。
・視神経乳頭と黄斑部のOCTを、飛行前、飛行中、地上に戻ってから180日までの間、測定した。
・各BMO点からONHを中心として、4mmのBMの基準点に引いた直線までの最短距離をBMO hightとし、BMO基準線から200μ前方の水平線との交点を乳頭カップ縁として、その囲まれた部位をカップ容積とした。
・飛行中は、通常の状態と10分から20分の下半身減圧中に行った。
・飛行士の年齢は45±6歳、飛行期間は11名(79%)の男性飛行士は214±72日。
・150日目の眼所見では、視神経の最小リム幅が増加:33.8μm(95%CI=27.9-39.7μm p<0.001)、陥凹容積が減少:0.038mm3(95%CI=0.030-0.046mm3 p<0.001)、ブルッフ膜開口部が後方移動:-9.0μm(95%CI=-15.7~-2.2μm p=0.009)、視神経乳頭周囲の網膜厚は増加し、黄斑厚は減少した。
・短時間の下半身減圧治療はこれらの変化に影響していなかった。(TY)

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