An outbreak of fungal endophthalmitis after cataract surgery in South Korea.
Kim SW et al(Korea)
JAMA Ophthalmol 141(3): 226-233, 2023
・韓国における汚染された粘弾物質による2020/9-2021/6にかけての全国的な白内障術後の真菌性眼内炎について報告する。粘弾物質:Unial(Unimed Pharmaceutical Inc)。
・256例281眼(65.4±10.8歳)が真菌性眼内炎と診断された。
・白内障手術から真菌性眼内炎と診断されるまでの期間は、24.7±17.3日であった。
・症状は、硝子体混濁が75.4%、眼内レンズへの浸潤が50.9%、毛様体浸潤が19.6%。
・260眼で培養が行われ、103眼(39.65)で真菌が検出され、Fusariumが89眼(86.4%)であった。
・経過を追った228眼での視力はlogMARで0.78±0.74(小数点視力20/120)から6ヶ月後に0.36±0.49(小数点視力 20/45)に改善した。
・術後眼内炎軽快後に、術後眼内炎の所見が全く消失した症例は214眼(93.9%)であった。(TY)