Demonstration of aqueous streaming through a laser iridotomy window against the corneal endothelium.
Yamamoto Y el al(愛媛大)
Arch Ophthalmol 124(3):387-93,2006
・rabbit眼で argon laser iridotomy(ALI)を行なったものと、周辺虹彩切開を行なったものとで、切開口からの房水流速が違うか如何かを、前房にシリコン粒を注入して測定。
・対光反応で瞳孔が収縮した時の房水流速は2.97±1.51mm/s(ALI)、0.36±0.30mm/s(PI)で有意差あり(p=0.01)
・切開口の大きさは 0.96±0.31mm2(ALI)、5.84±2.12mm2(PI)で有意差あり(p=0.006)
・ALI後の水疱性角膜症の原因の一つとして、異常な水流が影響しているだろう
Increase of peak intraocular pressure during sleep in reproduced diurnal change by posture
Hara T et al(自治医大)
Arch Ophthalmol 124(2):165-8,2006
・未治療のPOAGで、診療時間中の眼圧が21mmHg未満(14.8±3.2)の148名。
・午前6時から夜0時まで2時間おき、夜0時から午前6時まで3時間おきに測定
・仰臥位、座位でNCT (Pulsair 2000を使用)で眼圧測定。
・Reproduced diurnal IOPとして、活動中は座位、就寝中は仰臥位の眼圧を、その個人の、その時間の眼圧として定義。
・座位の最高眼圧は16.0±2.7mmHg、仰臥位の最高眼圧は18.9±3.9mmHg(p<0.001)
・reproduced IOPの平均値の最高値は睡眠中の午前3時であった
・29例(20%)では、reproduced IOPが睡眠中に21mmHgを越えていたが、座位での眼圧では、5例(3%)が21mmHgを越えただけであった
Ophthalmic Surgery and the Implantable Cardioverter Defibrillator.
Stoller G (USA)
Arch Ophthalmol 124(1): 123-5, 2006
・体内埋め込みの除細動器(ICD)が米国では普及しつつある 日本では?
・術中にVT,VFが起こった場合、ICDが作動し、体動を起こす
・モノポーラー、バイポーラーの電気凝固器で、誤作動をおこす危険、或いはVT、VFを誘発する危険性
・電気凝固器のノイズで、ICDの機能がブロックされ、作動しなくなる可能性
・手術を予定する場合、循環器科医へのコンサルトが必要 ICDの機能停止が必要?
糖尿病網膜症の進展に対する血糖コントロールの影響
Effect of Perioperative Glycemic Control in Progression of Diabetic Retinopathy and Maculopathy.
Suto C et al (東京女子医)
Arch Ophthalmol 124(1): 38-45, 2006
・87例の白内障手術前のDMコントロールが網膜症、黄斑症に与える影響を12ヵ月後に判定
・27例:不良な血糖コントロールで、術前の急速な治療、30例:不良な血糖コントロールを術前・後殻変わらず、30例:術前良好なコントロール
・網膜症の進行は3群間では有意差が無かったが、黄斑症は急速な治療が有意に悪化させた
Argon Laser Trabeculoplasty for Intractable Glaucoma Following Intravitreal triamcinolone
Viola F (Italy)
Arch Ophthalmol 124(1):133-4, 2006
・44歳のCNV、65、67歳のDMEの3症例の20mgのTA ivt後の保存的治療に抵抗する眼圧上昇に対しする治療
・360°のArgonTPLを行い、眼圧がコントロールできた