Mydriatic response to different concentrations of intracameral phenylephrine in humans.
Behndig A et al(Sweden)
J Cataract Refract Surg 36(10): 1682-6, 2010
・Phenylephrineの濃度0.15mg/ml~30.0mg/ml(0.015%~3.0%)を前房内へ注入し、散瞳状態を調べた。
・42例の超音波白内障手術開始前にphenylephrine 0.15 0.5 1.5 5.0 15.0 30.0 mg/mlの 0.15mlを前房内へ注入し、60秒間、散瞳状態をビデオに収めてから、白内障手術を開始した。
・前房容積:約0.15ml
・0.15-5.0mg/ml(0.015%-0.50%)の低い濃度では、散瞳状態に差はなく、最終瞳孔径は約4.3mmであったが、15.0mg/ml(1.5%)では、瞳孔径は5.8±0.79mm、30.0mg/ml(3.0%)では6.65±0.57mmであり、濃度依存性であった。
・このことから、高濃度ではphenylephrineはα1受容体以外の受容体に結合し刺激していると考えられた