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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2011
37巻

両眼同時白内障手術後の術後眼内炎

Journal of Cataract & Refractive Surgery 37巻(12号)2011

Incidence of postoperative endophthalmitis after immediate sequential bilateral cataract surgery.
Arshinoff SA et al(Canada)
J Cataract Refract Surg 37(12): 2105-14, 2011
・International Society of Bilateral Cataract Surgeons(ISBCS)のメンバーで、2009/6~2010/1の間に調査した。
・最近のヨーロッパ予防的前房内セファロスポリン注入研究では、片眼白内障手術時の術後眼内炎発症頻度は非注入群で1/331(0.3%)、注入群で1/1977(0.05%)としているが、抗生剤点眼群でもUSでは0.028%と低い。
・過去60年間で、ISBCS後に両眼同時眼内炎は4例、報告されている。
・集められた95,606例では両眼同時眼内炎の発症例はなかったが、片眼発症は1/5759(0.017%)であり、前房内抗生剤注入群では1/14,352(0.007%)であった。

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