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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2012
38巻

白内障手術後の眼内炎多発例の検討

Journal of Cataract & Refractive Surgery 38巻(7号)2012

Endophthalmitis outbreaks following cataract surgery: Causative organisus, etiologies, and visual acuity outcomes.
Pathengay A et al(FL USA)
J Cataract Refract Surg 38(7): 1278-1282, 2012
・1985~2011の間の白内障術後に眼内炎が多発した27報告を検討した。
・発症の2つの主因は、灌流液の汚染が10報告37%、超音波機械の汚染が6報告22.2%であったが、その他の原因は、空調系統の汚染、滅菌ミス、その他が、いずれも3報告11.1%、原因不明が5報告18.5%であった。
・細菌が23報告85.2%(G陽性が5報告、G陰性が3報告)、真菌が4報告14.8%であった。
・G陰性の中では緑膿菌が14/27(51.8%)を占めていた。
・治療後、視力が20/400以上が127/229例(55.5%)であった。

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