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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2012
38巻

IOLのピロカルピン点眼による後方移動

Journal of Cataract & Refractive Surgery 38巻(11号)2012

Effect of primary posterior continuous curvilinear capsulorrhexis with posterior optic buttonholing on pilocarpine-induced IOL shift.
Leydolt C et al(Austria)
J Cataract Refract Surg 38(11): 1895-1901, 2012
・白内障手術後のピロカルピン使用による毛様体筋の収縮によるIOLの移動について20例40眼で検討した。
・通常の眼内レンズ(HOYA YA60BB)を、1眼は後嚢CCC+Captureで挿入、他眼は通常の嚢内固定とし、術後6カ月以降に、2%ピロカルピン点眼前後、1%サイプレジン点眼前後の前房深度(角膜後面からIOL表面まで)をACMaster(Zeiss)で測定した。
・ピロカルピン点眼後には後嚢CCC眼では78±78μmのIOLの後方移動、コントロール眼では118±117μmの後方移動があったが(いずれも p<0.05)、両群間に差はなかった(p=0.19)。

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