Corneal endothelial cell changes 5 years after laser in situ keratomileusis
Klingler KN et al. (USA)
J Cataract Refract Surg. 38:2125-2130,2012
・フェムトセカンドレーザーによって作られたフラップ眼とマイクロケラトームによって作られたフラップ眼のLASIK5年後の内皮細胞の変化(内皮細胞密度、六角形細胞出現率、CV値)を比較した。
・また、内皮細胞損失とコンタクトレンズの使用、残りの角膜ベッドの厚さと 手術前の屈折異常との関係を評価した。
・内皮細胞データは3年目で35眼(18人)、5年で39眼(20人)が利用可能だった。
・内皮細胞密度、六角形細胞出現率、CV値で相違はなかった。
・LASIK5年後の平均内皮細胞損失率はフェムトセカンドレーザーで-0.8±5.8%、マイクロケラトームで-0.4±5.0%で、有意差はなかった。
・角膜の内皮細胞損失の平均年率はフェムトセカンドレーザーで-0.1±1.2%、マイクロケラトームで-0.1±1.0%であった。
・内皮細胞喪失はコンタクトレンズ装用、角膜ベッドの厚さ、手術前の屈折異常と関連はなかった。
・マイクロケラトームと比較されるとき、フェムトセカンドレーザーレーザーによって角膜に運ばれたエネルギーはLASIKの5年後でも角膜内皮に影響を与えなかった。
・LASIKを受けた眼は、どちらの方法でフラップを作っていても、内皮角膜移植術のために提供者の組織として受け入れられると思われる。(CH)