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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2017
43巻

円錐角膜に対する角膜クロスリンキングの効果

Journal of Cataract & Refractive Surgery 43巻(7号)2017

Shift in progression rate of keratoconus before and after epithlim-off accelerated corneal collagen crosslinking.
Wang YM et al(China)
J Cataract Refract Surg 43(7): 929             936, 2017
・加速角膜上皮剥離を行った角膜クロスリンキング(CXL)前後の進行した円錐角膜38名47眼(27.6±6.5歳)の術前と術後1ヶ月以降の状況を検討した。steep K値、flat K値、平均K値、best-fit球面曲率(BFS)を指標とした。術前と術後の角膜前面平均K値の変化は0.063±0.138D/月から-0.022±0.029D/月に変化(p<0.001)、角膜後面平均K値はー0.011±0.025D/月から0.000±0.009D/月に変化(p<0.001)。単変数解析では、術前の角膜前面平均K値はCXL後の角膜前面平均K値の進行率に関連しており、多変量解析では、術前の角膜後面BFSの進行率は術後の角膜前面(p<0.001)と角膜後面(p<0.05)の平均K値の進行率に関連していた。加速角膜上皮剥離を行ったCXLは平均K値の進行率を有意に低下させており、この低下は術前の角膜前面平均K値と術前の角膜後面BFSの進行率に関連していた。(TY)

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