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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2018
44巻

落屑症候群の白内障手術後の眼圧上昇とダイアモックス内服の効果

Journal of Cataract & Refractive Surgery 44巻(2号)2018

Intraccular pressure elevation after cataract surgery and its prevention by oral acetazolamide in eyes with pseudoexfoliation syndrome.
Hayashi K et al(福岡)
J Cataract Refract Surg 44(2): 175-181, 2018
・落屑症候群PXFの白内障手術後の眼圧上昇について検討した。
・PXFのある白内障手術患者96例96眼を3群に分けた。
・G1:手術1時間前にacetazolamide 500mg内服、G2:手術3時間後に内服、G3:内服なし。
・緑内障点眼薬治療中のものも含まれているが、3群間で治療薬数に有意差はなかった。
・全群で術後3,5,7時間後に眼圧上昇があった
・術後1、3時間では、眼圧はG1でG2,G3に比較して有意に低かった(p<0.001)。
・術後5,7,24時間では、眼圧はG1とG2でG3に比較して有意に低かった(p<0.045)。
・眼圧が25mmHgを超えるspikeはG2とG3に比して、G1では有意に頻度が低かった(p=0.038) (TY)

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