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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2018
44巻

緑内障眼における眼内レンズの度ずれ

Journal of Cataract & Refractive Surgery 44巻(3号)2018

Refractive outcome of phacoemulsification cataract surgery in glaucoma patients.
Manoharan N et al(CO USA)
J Cataract Refract Surg 44(3): 348-354, 2018
・緑内障眼でのIOL移植後の屈折誤差について検討した。
・緑内障206眼とCtrl 1,162眼で検討した。
・緑内障眼ではPEAのみが80眼、Microbypass Stentが25眼、endocyclophotocoagulation(ECP)が81眼、Microbypass Stent+ECPが20眼である。
・屈折誤差が±0.5Dと±1.0D以上は、Ctrl眼では29.9%と4.9%、緑内障眼では40.3%(p=0.061)と11.2%(p=0.011)であった
・屈折誤差±1.0D以上のORは、POAG(154眼)で1.90(p=0.176)、PACG(18眼)で14.54(p=0.006)、PE緑内障(23眼)で7.27(p=0.0138)であった
・眼軸長が25.0mm以上のPOAGで発現率が高かった(p=0.0298)
・緑内障眼では術後の矯正logMARが0.1088(小数点0.78)、Ctrl眼では0.0358(小数点0.92)で有意差があった(p=0.01)。(TY)

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