24-hours intraocular pressure control with maximum medical therapy compared with surgery in patients with advanced open-angle glaucoma.
Kanstas AGP et al(Greece)
Ophthalmology 113(5): 761-5, 2006
・中等度から重度の開放隅角緑内障患者で、線維柱帯切除術と最大限のmedical治療と、24時間眼圧のコントロールはどちらがいいか検討した。
・30眼の初回手術で成功した患者と、30眼の2-4種の薬剤でコントロールできている患者で検討。両群とも平均年齢は67.9歳
・両群の平均眼圧を10amが 12.8mmHgになるようにマッチさせて患者選択をした
・眼圧測定は6am, 10am, 2pm, 6pm, 10pm, 2am
・眼圧の日内平均値の平均:手術群12.1±2.2、薬剤群13.5±2.0mmHg(p<0.0001)
・最高眼圧の平均:手術群13.4±2.3、薬剤群16.3±2.3mmHg(p<0.0001)
・日内変動の平均:手術群2.3±0.8、薬剤群4.8±2.3mmHg(p<0.0001)
・10amを除いて、全ての時間で手術群の方が、眼圧が低かった
・最高眼圧が18mmHgを超えたのは、薬剤群の11例37%、手術群は0%
・この11例のうち、10例はその眼圧最高値は、診療時間外であった
・よく機能している線維柱帯切除術は、平均眼圧、最高眼圧、24時間の眼圧幅ともに、薬剤治療よりも有意に低かった