Intravitreal long-acting gas in the prevention of early postoperative vitreous hemorrhage in diabetic vitrectomy.
Yang CM et al(Taiwan)
Ophthalmology 114(4): 710-5, 2007
・59例61眼の増殖性糖尿病網膜症の硝子体手術で、術後、網膜再剥離が3ヶ月以上なく、6ヶ月以上経過観察できた人を検討した。
・術終了時に10%C3F8を注入する群(G1)としない群(G2)にランダムに分けた。
・術2ヵ月以降に3箇所の術創をUBMで検査して増殖性変化の有無を確認した。
・硝子体が清浄になるまでの時間(ITVC)はG1では13.2±9.6日、G2では11.3±11.1日で有意差はなく、ITVCが5週間を超えた人はG1では1/31例、G2では2/30例であった。
・術後早期の硝子体再出血はG1では0/31、G2では5/30であり(p=0.02)、両者をあわせたものはG1では1/31、G2では7/30であり、有意差があった(p=0.02)。
・両群ともUBM検査では創口への血管新生はなかったことから、10%C3F8の注入は術後再出血予防に有用である