Periocular triamcinolone and photodynamic therapy for subfoveal choroidal neovascularization in age-related macular degeneration.
NAPP Trial Research Group(USA)
Ophthalmology 114(9): 1713-21, 2007
・AMDに対し、PDT直前にテノン嚢下トリアムシノロン注入を行った33例と、PDTだけの30例の治療効果を比較した。
・対象は視力 20/20-20/320で、過去に2回以上のPDT治療を受けていない者。
・1、3、6ヶ月後に最良視力、眼圧、FAG、眼底写真を撮影し、3ヵ月後にFAGで漏出があるかどうかで評価した。
・3ヵ月後の漏出のあったものは注入群では94%、PDTだけ群では90%で有意差はなかった(p=0.66)。
・3ヵ月後の視力は注入群 20/100、PDTだけ群 20/125で、治療前より 1.5 lineと0.9 line視力低下しており、両群間に有意差はなかった(P=0.50)。
・21mmHg以上の眼圧上昇は注入群7例(21%)、PDTだけ群1例(3%)で有意差があった(p<0.05)。
・眼瞼下垂は注入群の1例(3%)で発症した。
・以前に発表された論文と違い、この報告では、3ヵ月後のFAG漏出で見た場合には両群間では有意差はなかった。