Randomized trial of early phacoemulsification versus peripheral iridotomy to prevent intraocular pressure rise after acute primary angle closure.
Lam DSC et al(China)
Ophthalmology 115(7): 1134-40, 2008
・62例62眼の急性緑内障発作眼で、無作為に水晶体超音波乳化吸引、あるいはLPIを施行。
・術後1日、1週間、1,3,6,12,18ヵ月の経過観察。
・LPI群では3,6,12,18ヶ月後に眼圧上昇(>21mmHg)のみられた眼は 16.1%, 32.3%, 41.9%, 46.7%であったが、超音波乳化吸引群では経過観察中に1眼(3.2%)、見られただけであった(P<0.0001)。
・LPI治療は眼圧上昇を有意に引き起こした(Hazard ratio HR=14.9, 95%CI=1.9-114.2, p=0.009)、殊に眼圧55mmHg以上はリスクファクターであった。
・18か月目で眼圧を21以下にするために使用した点眼薬数は、LPI群 0.90±1.14、乳化吸引群 0.03±0.18で有意(P<0.001)。
・眼圧はLPI群 15.0±3.4、乳化吸引群 12.6±1.9で優位差(p=0.009)。
・隅角開放 Shaffer分類はLPI群0.73±0.64、乳化吸引群 2.10±0.76で有意差(p<0.0001)。