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Ophthalmology

2009
116巻

急性緑内障に対する角膜圧迫処置

Ophthalmology 116巻(1号)2009

Corneal indentation in the early management of acute angle closure.
Masselos K et al(Australia)
Ophthalmology 116(1): 25-9, 2009
・急性緑内障7名8眼について、角膜圧迫 corneal indentation(CI)治療を行った。
・データのある7名中6名について検討した。
・CIは1966年にForbesが発表しているが、その後、顧みられていない。
・いろいろなものを使って、角膜中心部あるいはやや周辺部を圧迫し、周辺隅角を開放する方法である。
・瞳孔縁が動くのを目安として、30秒押し30秒休む事の繰り返しを3-4回行う。
・強い痛みを訴えた4名中3名はCI後に痛みは消失。
・平均眼圧下降は20.9mmHg(+1~-45)。全例、その後にLIあるいはPEAを行った。
・点眼内服を使用せずにCIを行った3名の平均眼圧下降は21mmHg(20-23mmHg)であった。
・角膜の透明性が得られ、次の治療が可能になるCIは簡易で有効な眼圧下降手段である

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