Relationship of the 24-hour pattern of intraocular pressure with optic disc appearance in primary opne-angle glaucoma.
Deokule SP et al(CA USA)
Ophthalmology 116(5): 833-9, 2009
・45例75眼のPOAGで、眼圧の日内変動と視神経乳頭形状の関連について検討した。
・2名の観察者が視神経乳頭陥凹が同心円状か否かを判定した。
・視神経乳頭は、1:局所虚血型(上下部で2時間以内のリム消失)、2: 近視緑内障型(耳側三日月委縮を伴った近視性緑内障性の偏位した乳頭で上下リムが薄い)、3:老人性硬化型(カップが浅く、PPAと脈絡膜萎縮がある)、4:同心円陥凹型(同心円状のカップ拡大があり、リムは正常)に分け、正常型や分類不能型、進行緑内障型はこの検討からは除外した。
・視神経乳頭は、1:局所虚血型、2:近視緑内障性偏位型、3:老人性硬化型、4:同心円陥凹型に分け、正常型や分類不能型、進行緑内障型はこの検討からは除外した。
・眼圧は昼間は仰臥位と座位で、夜間は仰臥位で測定。
・9時-16時(仕事時間)、7時-23時(活動時間)、23時-7時(夜間)で、眼圧の平均、最高、最低、変動幅を検討した。
・40眼が同心円型、35眼が非同心円型に分けられた。
・夜間平均眼圧は、同心円型 24.0±3.8、非同心円型 21.9±1.9で有意差あり(p=0.004)、夜間最高眼圧も 26.0±4.2と、23.7±2.5で有意差あり(p=0.008)。
・同心円型乳頭の殆どの最高眼圧は夜間であり、非同心円型乳頭者での最高眼圧が活動時間であるのと対比していた