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Ophthalmology

2009
116巻

網膜厚みの年齢変化

Ophthalmology 116巻(6号)2009

Effects of age on optical coherence tomography measurements of healthy retinal nerve fiber layer, macula, and optic nerve head.
Sung KR et al(USA)
Ophthalmology 116(6): 1119-24, 2009
・視神経乳頭周囲の網膜神経線維層RNFL、黄斑部厚、視神経乳頭形状などが年齢によって変化するかどうかをOCTを用いて正常眼124例226眼を用いて検討した。
・加齢とともにRNFL厚は薄くなっていたが、耳側(8時から10時)では例外で、有意な年齢変化は見られなかった。
・最も大きな加齢変化があったのは下方(-0.36μm/yr)と上方(-0.35μm/yr)のRNFLと、1時部(上鼻側:0.45μm/yr)であった。
・黄斑部の厚みは加齢とともに優位に薄くなっており、鼻側部(-0.59μm/yr)で著明であったが、中心窩だけは例外であった。
・乳頭径は加齢変化はなかったが、加齢とともに陥凹面積が有意に増加し、リム領域は有意に減少していた

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