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Ophthalmology

2009
116巻

黄斑前膜の複数回剥離

Ophthalmology 116巻(7号)2009

Double staining with brilliant blue G and double peeling for epiretinal membranes.
Shimada H et al(日大駿河台)
Ophthalmology 116(7): 1370-6, 2009
・246例の連続するERM剥離硝子体手術例について、黄斑前膜の2回剥離について検討。
・246例の内、104例はICGを用いてILMの1回剥離を行い、その他の例は、BBGを用いてILMの2回剥離を行った。
・その内訳は、初回剥離時には、46例は染色なしで剥離、42例はtriamcinolone下で剥離、54例はBBG染色下で剥離である。
・ERM再発率は全体で16.3%(17眼)で、再手術率は、1回剥離群では5.8%(6眼)、2回剥離群では0%であった。
・ERM再発率は2回剥離群で有意に少なかったが、術後視力は2群間で差はなかった。
・2回剥離群内では、ILMが残っていた比率の一番低かったのはBBG染色群で、39%(21/54眼)であった

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