Intravitreal ranibuzumab may induce retinal arteriolar vasoconstriction in patients with neovascular age-related macular degeneration.
Papadopoulou DN et al(Switzerland)
Ophthalmology 116(9): 1755-61, 2009
・初回治療の新生血管AMD 11眼に対して、硝子体内ranibizumab(Lucentis)注入の網膜血管径に及ぼす影響について検討した。
・全眼で、3回のmonthly 注入を行い、retinal vessel analyzer(RVA)を用いて、in vivoで視神経乳頭から2乳頭径以内の網膜血管径を、初回注入前と、各回の注入後、7日目と30日目に測定した。
・注入後30日目の網膜血管径は、1,2,3回目の注入後、8.1±3.2%, 11.5±4.4%, 17.6±7.4%減少した(いずれも、p<0.01)が、網膜動脈圧(MAP)に変化はなかった。
・3回目の注入30日目の視力BCVAは ETDRS letterで 6.5±4.9上昇し、中心網膜厚は91±122μm減少した。この結果は、ranibizumab注入によって網膜動脈血管が収縮していることを示している