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Ophthalmology

2010
117巻

LASIK術後の感染性角膜炎

Ophthalmology 117巻(2号)2010

Infectious keratitis in 204,586 LASIK procedures.
Llovet F et al(Spain)
Ophthalmology 117(2): 232-8, 2010
・SpainのLASIK施設Bavieraで2002年9月から2008年5月までに行った107,613例204,586眼のLASIK手術のレコードを調べたところ、感染性角膜炎は63例72眼(0.035%)にみられた。
・感染の発症は術後7日以内に62.5%が発症していた。
・培養をとった54例の内、21例で菌が検出された。
・9例が表皮ブ菌で最も多かった。
・感染直後に、54例でフラップを持ち上げて抗生剤で洗浄した。
・抗生剤点眼だけで加療した18例のうち10例では後にフラップを持ち上げての洗浄が必要となった。
・1例ではフラップ壊死のためにフラップを切除した。
・最終的な最良視力は38例(52.7%)で1.0以上、67例(93.05%)で0.5以上、5例(6.94%)で0.5未満であった。

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