Cigarette smoking as a risk factor for uveitis.
Lin P et al(CA USA)
Ophthalmology 117(3): 585- 90, 2010
・Proctor Foundationで眼内炎症で経過を見ている2002-2009年の564名について、同時期の患者564名と比較検討した。
・喫煙者の眼内炎症を持っている比率は、喫煙歴のない人の2.2倍(95%CI=1.7-3.0 p<0.001)であった。
・ぶどう膜炎のタイプごとに分けると、前部ぶどう膜炎ではOR=1.7(95%CI=1.2-2.4 p=0.002)、中間部ぶどう膜炎ではOR=3.2(95%CI=1.3-7.9 p=0.014)、後眼部ぶどう膜炎では OR=3.2(95%CI=1.3-7.9 p=0.014)、汎ぶどう膜炎ではOR=3.9(95%CI=2.4-6.1 p<0.001)であった。
・汎ぶどう膜炎でCMEのある人ではOR=8.0(95%CI=3.3-19.5 p<0.001)、CMEのない人ではOR=3.1 (95%CI= 1.8-5.2 p<0.001)であった。
・中間部ぶどう膜炎でCMEのある人ではOR=8.4(95%CI=2.5-28.8 p<0.001)、CMEのない人ではOR=1.5(95%CI=0.6-3.8 p=0.342)であった。
・感染性ぶどう膜炎ではOR=4.5(95%CI=2.3-9.0 p<0.001)、非感染性ぶどう膜炎ではOR=2.1(95%CI=1.6-2.8 p<0.001)。
・このことはぶどう膜炎の喫煙者に喫煙をやめさせる大きな理由になりうる。