Subfoveal choroidal thickness after treatment of central serous chorioretinopathy.
Maruko I et al(福島医大)
Ophthalmology 117(9): 1792-9, 2010
・EDI OCT(enhanced depth imaging spectral-domain OCT)とICG蛍光眼底検査で、20名20眼の中心性網脈絡膜症の治療後の中心窩下の脈絡膜厚を検討した。
・典型的なCSCの12眼は光凝固(LP)で治療し、慢性CSCでLPの適応でない8眼は半量のPDT治療を行った。
・全例で下液は消失した。平均脈絡膜厚はLP群では 345±127から340±124μm(4週後)で有意差がなかったが(p=0.2)、PDT群では389±106から462±124(2日後 p=0.008)と増加したが、360±100(1週間後p=0.001)、330±103(4週間後 p<0.001)と急激に減少した。
・ICGAではPDT群で透過性が減少していた。
・このことから、PDTではCSCで見られる脈絡膜血管透過性を減少させ、LPとは異なったメカニズムでCSCを軽快させるものと考えられた