Inverted internal limiting membrane flap technique for large macular holes.
Michalewska Z et al(Poland)
Ophthalmology 117(10): 2018-25, 2010
・円孔径が400μm以上の黄斑円孔を対象とし、通常の方法で空気注入した40例51眼の第1群と、inverted internal limiting membrane flap法(変法)を行った46例50眼の第2群を比較した。
・変法ではトリパンブルーで染色したILMを完全に除去するのではなく、円孔周囲に少しのILMを残し、表裏を反転させて黄斑円孔を覆い、空気置換を行った。
・術前視力は第1群で0.12、第2群では0.078で、円孔閉鎖は第1群で88%、第2群で98%であった。
・術後の露出したRPE上のflat-holeの屋根(flat-open)は第1群では19%、第2群では2%であり、12ヵ月後の視力は第1群では0.17(0.1-0.6)、第2群では0.28(0.02-0.8)であった(p=0.001)。
・大きな黄斑円孔に対してはこの変法は中心窩の形態を戻すには有効である