Choroidal thickness measured by spectral domain optical coherence tomography. Factors affecting thickness in glaucoma patients.
Maul EA et al(MD USA)
Ophthalmology 118(8): 1571-9, 2011
・緑内障あるいは緑内障疑い(両眼とも視野正常)74名でOCTを用いて、脈絡膜厚を測定した。
・脈絡膜と強膜との境界は、黄斑部では86%で、乳頭周囲では96%で検出できた。
・黄斑部の脈絡膜は、眼軸が長いほど薄く(-22μm/mm 95%CI=-33~-11)、年齢が高いほど薄く(-31μm/10歳 95%CI=-44~-17)、拡張期眼浸透圧が低いほど薄く(-26μm/10mmHg 95%CI=-8~-44)、中心角膜厚が厚いほど薄かった(-6μm/10μm厚 95%CI=-54~+26 p=0.5)。
・視神経乳頭周囲の脈絡膜厚には差は見られなかった。
・黄斑部脈絡膜厚は視野のMDや神経線維厚等から想定される緑内障の程度とは相関がなかった。