Early flap displacement after LASIK
Clare G et al(CA USA)
Ophthalmology 118(9): 1760-5, 2011
・LASIK患者41845名81238眼(遠視が14555眼、近視乱視が66681眼)で検討した。
・このうち57241眼はIntraLase femotosecond laser(FL)を用い、23997眼はmicrokeratome(MK)を使用している。
・12ヶ月以内のflapの移動は10眼(0.012%)で、遠視8眼0.055%、近視2眼0.003%に発生したが、全例、術後48時間以内に発生し、外傷はなかった。
・このearly flap displacement(EFD)はMK群では8眼0.033%、FL群では2眼0.003%であり、遠視眼でMK群は7眼0.179%であった。
・論理回帰分析では、遠視LASIKにEFDは発生しやすく OR=19.29(p<0.005)、またMK群でFL群より10.53倍発生しやすかった(p<0.005)。
・遠視群ではMK群はFL群より18.87倍発生しやすかった。
・EFDを発生した10眼の内、CL処置だけの1眼を除き、9眼ではflap lift+CL処置を行った。
・4眼では縫合やTisseel fibrin glueが必要であり、1眼では視力が2line低下した。