Incidence of endophthalmitis and use of antibiotic prophylaxis after intravitreal injections.
Cheung CSY et al(Canada)
Ophthalmology 119(8): 1609-1614, 2012
・2005年から2010年にかけて、2465名に対して、15,895回の硝子体内注射(ranibizumab:9453、bevacizumab:5386、TA:935、pegaptanib:121)を行った。
・注射後の抗生剤の使用法は、Group(1)注射後5日間使用、G(2)注射後のみ使用、G(3)使用せずの3通りである。9眼で眼内炎が疑われ、3眼で培養陽性であった。
・グループ毎にみると、G(1)では5/8259眼、G(2)では2/2370眼、G(3)では2/5266眼であった。
・ただし、培養陽性の3例だけでみると、G(1)が1眼、G(2)が0眼、G(3)が2眼、培養陰性の6眼では、G(1)が4眼、G(2)が2眼、G(3)が0眼であり、抗生剤使用群で少なかった。
・注射薬剤では、TAの率が2/935眼で、ranibizumabが3/9453眼、bevacizumabが4/5386に比較して、多かった。
・結果だけからみると、抗生剤使用群で、非使用群より眼内炎の率は高く、使用する必要はないようにも思われる。