Longer axial length is protective of diabetic retinopathy and macular edema.
Man RK et al(Australia)
Ophthalmology 119(9): 1754-1759, 2012
・DRあるいはDMEを持っている人の球面等価屈折度SE、眼軸長ALを調べ、網膜症との関連を調べた。
・SEをオートレフで測定し、AL、角膜曲率半径CC、前房深度ACDをIOLMasterで測定した。
・DRはmodified Airlie House分類を用いて2枚の眼底写真で判定し、DMEは眼底写真とOCTで判定した。
・DRの重症度はDRなし(ETDRS level=10-15)、軽症非増殖性NPDR(level=20)、中等度NPDR(level=31-43)、重症NPDR(level=53-60+増殖性DR level=61-80)。DME重症度は軽度、中等度、重症とした。
・630眼中208眼(33.0%)がDRがあった。
・多変量解析では、眼軸が長いほど、軽症NPDRは少なく(OR=0.58 95%CI=0.41-0.83 眼軸長1mm増加との相関はp=0.006)、中等度NPDRも少なく(OR=0.73 95%CI=0.60-0.88, p=0.002)、重症DRも少なかった(OR=0.67 95%CI=0.53-0.85, p=0.001)。
・ただ、DMEに関しては、軽症DMEく(OR=0.75 95%CI=0.56-0.86, p<0.001)、中等度DMEも少なかったが(OR=0.72 95%CI=0.56-0.93, p=0.002)、重症DMEでは関連がなかった。
・SE,ACD,CCとDRとの間に関連は見られなかった