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Ophthalmology

2012
119巻

POAGにおける自発的静脈拍動の評価

Ophthalmology 119巻(11号)2012

Relationsip of intraocular pressure and frequency of spontaneous retinal venous pulsation in primary open-angle glaucoma.
Seo JH et al(Korea)
Ophthalmology 119(11): 2254-2260, 2012
・POAGにおける眼圧IOPと自発的静脈拍動SVPの関連を調査した。
・POAG 229例229眼とコントロールとして、緑内障疑い者 205例205眼とで比較した。
・SVPはSpectralis HRAの動画で評価した。
・POAG患者を未治療時のIOPで3群に分けた。GroupA:IOP≦15、GroupB:IOP>15で≦21、GroupC:IOP>21。
・SVPはCtrlで、POAGよりも頻繁にみられた(86.3%:53.3% p<0.0001)。
・POAG群ではGroupA(40.2%)はGroupB(57.3% p=0.03)やGroupC(63.9% p=0.003))より有意に少なかったが、BとCの間には有意差はなかった。
・POAG群では眼圧(p=0.007)、視野のMD(p<0.0001)、屈折度(p=0.011)が有意にSVPと関連していた。
・SVPはPOAGでは頻度が低く、POAGの中では眼圧の低い場合には頻度が低かった。
・緑内障ことにNTGでは網膜静脈壁が硬化しているためにSVPの頻度が低く、乳頭縁出血が多くなっているのではないかと考えられる。

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