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Ophthalmology

2012
119巻

正常者の脈絡膜容積の個人差

Ophthalmology 119巻(12号)2012

Choroidal volume variations with age, axial length, and sex in healthy subjects: a three-dimensional analysis.
Barteselli G et al(CA USA)
Ophthalmology 119(12): 2572-2578, 2012
・114例176眼の正常者で、EDI-OCT(Heidelberg Spectrails)で脈絡膜容積をETDRSグリッド(内環1-3mm、外環3-6mm)で測定し、3次元立体像を作成した。
・平均脈絡膜容積は、中心環0.228±0.077mm3、ETDRS全体では7.374±2.181であった。
・鼻側は最小で、上方が最大であった。
・ETDRS環全体での脈絡膜容積は、年齢で補正した眼軸長が長い程(p<0.0001)、眼軸長で補正した年齢が高いほど(p<0.0001)、眼軸長で補正した女性(p<0.05)で有意に小さかった。
・脈絡膜容積は10歳加齢毎に0.54mm3(7.32%)減少、眼軸長1mm長くなる毎に0.56mm3(7.59%)減少、男性では女性より7.37%大きかった。

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