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Ophthalmology

2012
119巻

CRVOに対する脈絡膜網膜吻合の再検討

Ophthalmology 119巻(12号)2012

Factors promoting success and influencing complications in laser-induced central vein bypass.
McAllister IL et al(Australia)
Ophthalmology 119(12): 2579-2586, 2012
・レーザーでの脈絡網膜静脈吻合(L-CRA)について、108例の中からランダムに選択され、L-CRAを受けた55例の非虚血性CRVOで、18ヶ月間検討した。
・L-CRAの成功例は、若いほど(p=0.03)、開始時の視力が良いほど(p=0.04)、高血圧症ではないほど(p=0.001)良かった。
・性別やCRVOの期間は無関係であった。
・L-CRAの部位は影響がなかったが、実施時の静脈壁の破綻は成功率に影響していた(p0.008)。
・新生血管は10眼12か所で発生したが、これは治療前の中心静脈圧が高いこと(P=0.03)、蛍光色素の発言が遅い事(p=0.0001)、無血管野があったこと(p=0.01)と相関していた。

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