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Ophthalmology

2012
119巻

毎日コンタクトレンズを装用する使用者における中等度から重度の病原菌による角膜炎の危険因子

Ophthalmology 119巻(8号)2012

Risk Factors for Moderate and Severe Microbial Keratitis in Daily Wear Contact Lens Users
Fiona Stapleton et al (Australia)
Ophthalmology 2012 ;119 :1516-1521
・12ヶ月間に毎日コンタクトレンズを装用する人で中等度から重度の病原菌性角膜炎の患者90例を調査した。細菌検査を行った63例のうち41例(65%)で培養陽性。グラム陰性細菌・真菌・アカントアメーバで41例中の32例が重症。
・危険因子としては、時折一昼夜装用してしまうこと、保存容器の消毒不足、喫煙、保存液の性質が関係し、コンタクトレンズの材質、年令、性別は無関係。容器の消毒不足は50%に発生し、コンタクトレンズ装用者への教育が最も重要であると思われた。(YM)

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