Peripheral autofluorescence and clinical findings in neovascular and non-neovascular age-related macular degeneration.
Tan CS et al(CA USA)
Ophthalmology 120(6): 1271-1277, 2013
・100例200眼のAMD患者における200度の広角眼底装置(Optos 200Tx)を用いて、網膜周辺部の自発蛍光異常が何と関連しているかを、19例38眼の非AMD者と比較して検討した。
・網膜周辺部のFAF異常は全症例の164眼(68.9%)にみられ、その変化は顆粒状(46.2%)、斑状(34.0%)、貨幣状(18.1%)であり、そのうち両眼で90%が一致していた。
・異常FAF所見は新生血管AMDで86%(正常者と比較したOR=12.7 p<0.001)、非新生血管AMDで72.8%(OR=6.2 p<0.001)、正常者で18.4%であり、それぞれに有意差があった(p<0.001)。
・高齢者ほど(上と下の1/4を比較すると OR=6.5 95%CI=2.4-17.8 p<0.001)、女性ほど(OR=4.1 95%CI=1.9-8.9 p<0.001)多かった。
・174眼(73.1%)では眼底写真でも検出された。
・その内容は周辺ドルーゼンが51.7%、RPEの脱色素が34.9%、RPE過色素が22.7%、斑状萎縮が16.8%であった。
・このうち、FAF異常と有意に相関のあったものは、顆粒上FAF異常と周辺ドルーゼン(p<0.001)、斑状FAF異常とPPE脱色素(p<0.001)であった。(TY)