Transneuronal retrograde degeneration of the retinal ganglion cells in patients with cerebral infarction.
Park HYL et al(Korea)
Ophthalmology 120(6): 1292-1299, 2013
・網膜神経節細胞(RGCs)の経ニューロン逆行性変性(TRD)が、後頭葉あるいは視中枢以外の病変のあるヒトでOCTで検出できるかどうかを検討した。
・その他に、RNFL障害の部位と強さが、脳障害の位置、梗塞の動脈支配(前大脳動脈ACA、中大脳動脈MCA、後大脳動脈PCA)、梗塞発症年齢と関連するかどうかについても検討した。
・MRIで脳梗塞と診断された56例と、46例の正常者で検討した。RNFL厚は、脳梗塞部と反対側の眼の上、下、鼻側で薄く、同側眼の上、下、耳側で薄かった。
・RNFL厚はPCA梗塞>MCA梗塞>ACA梗塞の順により薄かった。
・平均RNFL厚は梗塞発症後の経過時間(多変量p=0.046)、梗塞の大きさ(多変量p=0.047)に比例して有意に薄くなっていた。(TY)