Oral docosahexaenoic acid in the prevention of exudative age-related macular degeneration. The nutritional AMD treatment 2 study.
Souied EH et al(France)
Ophthalmology-120(8): 1619-1631, 2013
・片眼に新生血管AMDがある55歳から85歳までの患者で、対象眼にAMD初期像があり、視力が0.4 logMAR(小数点0.4)以上の263例を対象として、DHAを840mg/日+EPAを270mg/日を内服する群と、プラセボーを内服する群に分けて3年間経過観察した。
・AMD初期像とはドルーゼンか、網状偽ドルーゼンreticular pseudodrusenのあるものとした。
・対象眼にAMDを発生するまでの期間と頻度は、DHA群では19.5±10.9ヶ月-28.4%であり、プラセボー群の18.7±10.6ヶ月-25.6%との間に有意差はなかったが、DHA群では赤血球膜RBCM内のEPA+DHA値は有意に増加しており(+70% p<0.001)、このうち、RBCM内のEPA+DHA値が上位25%のものでは、3年間の内にAMDを発症する率が14.3%(4/28)に対し、下位25%では32.5%(13/40)であり、-68%減少(HR=0.32 95%CI=0.10-0.99 p=0.047)していた。
<コメント> オメガ3不飽和脂肪酸1110mg/日(DHA 840mg+EPA 270mg)の量は、オキュバイト50プラス(DHA90mg+EPA160mg)、サンテルタックス20+DHA(DHA 200mg+EPAなし)、サントリーDHA&EPA+セサミンE(DHA300mg+EPA100mg)に比して大量である(TY)