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Ophthalmology

2014
121巻

就学前での弱視の危険因子

Ophthalmology 121巻(3号)2014

Risk factors for Amblyopia in the Vision in Preschoolers Study
Maisie Pascual et al. (PA USA)
Ophthalmology 121(3): 622-629, 2014
3才から5才の幼児3,869人。296名(7.7%)に片眼弱視、144名(3.7%)に両眼弱視があった。斜視(P<0.0001)と強い屈折異常(近視・遠視・乱視・不同視)は片眼弱視の危険を増加させる。斜視、2D以上の遠視、1D以上の乱視、0.5D以上の不同視が片眼弱視の子どもの91%に認められた。強度乱視(P<0.0001)と両眼遠視(P<0.0001)は単独でも両眼弱視の危険を増加させる。3D以上の両眼遠視又は1D以上の乱視が両眼弱視の子どもの76%に存在した。両眼弱視の診断は3才で各眼視力が0.4以下か4才から5才で0.5以下とした。片眼弱視の診断は矯正視力で左右差2段階以上の違いとした。(YM)

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