A comparison of lamellar and penetrating keratoplasty outcomes. A registry study.
Coster DJ et al(Australia)
Ophathalmology 121(5): 979-987, 2014
・1996/1~2013/2のAustraliaで行われた角膜移植登録17065眼から、全層角膜移植13,920例、Deep Anterior Lamella(DALKs)の858眼、内皮移植2,287例について検討した。
・年代傾向としては円錐角膜に対する全層移植が減ってDARKsが増加、Fuchs変性や偽水晶体水疱性角膜症に対する全層移植が減って内皮移植が増加していた。
・円錐角膜にたいする全層移植とDALKsを比較すると、グラフト生存率(p<0.001)も視力(p<0.001)も全層の方が良かった。
・Fuchs変性に対しても全層移植の方が内皮移植よりも有意に良かったが(p<0.001)、偽水晶体水疱性角膜症に対しては内皮移植の方が良かった(p<0.001)。
・また、内皮移植については、100例以上の術者は、100例未満の術者よりも有意に結果が良かった(p<0.001)。
・2年後の生存率は100例以上の術者は75%以上であるのに、それ以下の術者は40%未満である。(TY)