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Ophthalmology

2014
121巻

硝子体手術で不等像視は変化するか

Ophthalmology 121巻(11号)2014

Time course of changes in aniseikonia and foveal microstructure after vitrectomy for epiretinal membrane.
Okamoto F et al(筑波大)
Ophthalmology 121(11): 2255-2266, 2014
・ERMに対して硝子体手術を行った44症例の不等像視について、中心窩の微小構造との関連を検討した。
・不等像視はNew Aniseikonia Test(Awaya)を用いて測定した。
・術前、術後3,6か月で測定した。術前の不等像視は、39/44(89%)が大視症、1/44(2%)が小視症、4/44(9%)は不等像視がなく、平均6.2±4.5%の大視症であった。
・術後、視力は有意に改善したが、不等像視量は変わらなかった。
・多変量解析では術前の不等像視は内顆粒層INLの厚みと相関し、術後6か月の不等像視は術後のINL厚と相関しており、術前のINL厚みが術後6か月目の不等像視を最もよく予測した(図)。(TY)

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