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Ophthalmology

2015
122巻

全層角膜移植後の眼内炎

Ophthalmology 122巻(1号)2015

Endophthamitis after penetrating keratoplasty.
Chen JY et al(UK)
Ophthalmology 122(1): 25-30, 2015
・角膜全層移植(PK)後の眼内炎の頻度とそのリスクファクターについて、UK Transplant Registryに1999/4~2006/12に登録された11,320例について検討した。
・提供眼、移植眼の状態、手術の詳細、術後経過について調べた。
・眼内炎の頻度は0.67%で、術後6週間以内は0.16%であった。
・術後5年の角膜生存率は27%(95%CI=16-38%)で、生存角膜での平均矯正視力はlogMARで1.13(小数点0.07)であった。
・眼内炎に関連した因子は提供眼の死因(感染症、敗血症、髄膜炎など)、high-risk症例(感染、外傷、潰瘍性角膜症など)、角膜移植の適応(重症感染、角膜穿孔など)であった。(TY)

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