Association between glaucoma and at-fault motor vehicle collision involvement among older drivers. A population-based study.
Kwon M et al(AL USA)
Ophthalmology 123(1): 109-116, 2016
・アラバマ州中北部に在住の70歳以上の2000人の高齢者で、緑内障と車の衝突事故との関係を視野欠損の状態も含めて検討した。
・州の記録から5年間の有責の衝突事故を調査した。
・両眼での遠見視力、両眼でのコントラスト感度、単眼の視野を合成した両眼視野との関連を調べた。
・緑内障患者(n=206)は年齢を調整しても非緑内障者よりも事故率は1.65倍(95%CI=1.20-2.28 p=0.002)。
・緑内障患者の中でも視野欠損が強いものの事故率は2.11倍(95%CI=1.09-4.09 p=0.027)であったが、視力とコントラスト感度とは相関がなかった。
・視野欠損の状態を上、下、左、右、水平方向、垂直方向の6つに分けると、左、上、下欠損が事故率が高く、殊に左視野欠損は他の部位と比較して3.16倍(p=0.001)であった(図)(TY)