Association between intraocular pressure and rates of retinal nerve fiber layer loss measured by optical coherence tomography.
Diniz-Filho A et al(CA USA)
Ophthalmology 123(10): 2058-1065, 2016
・339例547眼について眼圧と網膜神経線維層RNFL厚の変化をSD-OCT(Spectralis)で平均3.9±0.9年間調査した。
・このうち338眼(56.3%)は緑内障、239眼(43.7%)は緑内障疑いである。
・標準の自動視野SAPで測定し、SAPのソフトウエアで進行か非進行かを判定した。
・46例(8.4%)がSAPで進行と判定され、この群では非進行群よりRNFL厚の変化が大きかった(-1.02 vs -0.61μm/年 p=0.002)。
・進行群では眼圧が1mmHg高いとRNFL厚は0.20μ/年薄くなり(95%CI=0.08-0.31μ/年 p<0.001)、非進行群では0.04μ/年(95%CI=0.01-0.07μ/年 p=0.015)であった。
・眼圧とRNFL変化は耳上側と耳下側で強く見られ、鼻側では相関が少なかった。(TY)