Topical Fluorometholone Protects the Ocular Surface of Dry Eye Patients from Desiccating Stress
Jose Pirito-Fraga,(Spain)
Ophthalmology 2016(1);123:141-153
目的:悪条件の環境下で、眼表面悪化予防のための0.1%フルメトロン点眼の有効性を評価する。
対象と方法:中等度から重症のドライアイ患者41人に0.1%フルメトロン点眼またはポリビニルアルコール点眼を1日4回点眼してもらい評価した。
FMLグループ 21人(男性4人、女性17人、平均年齢59.0歳)
PAグループ 19人(男性2人、女性17人、平均年齢60.3歳)
両グループでベースライン時の角結膜の染色、充血、TBUT、シルマーテスト、視力、眼圧などに有意差はなかった。
結果:21日間の治療後、FMLグループで角結膜の染色、充血、TBUTがPAグループに比べ改善した。
悪条件暴露後、FMLグループでは角結膜染色、充血ほとんど増えず、角膜は保たれていた。PAグループではそれらとTBUTが悪化した。
悪条件暴露24時間後、FMLグループでは大きな変化はなかった。PAグループではさらに悪化していた。
結論:0.1%フルメトロン点眼を3週間使用する事によりドライアイによる眼表面徴候を減らすだけでなく、乾燥のストレスによる悪化を防ぐ事ができた。(CH)