Ambient air pollusion and the risk of central retinal artery occlusion.
Cheng HC et al(Taiwan)
Ophthalmology 123(12): 2603-2609, 2016
・空気汚染と中心動脈閉塞CRAOの発症リスクを検討した。
・2001-2003の台湾の保険データベースから96名のCRAOを調べ、2.5μ以下の粒子のPM2.5、PM10、二酸化窒素NO2、二酸化硫黄SO2、オゾンO3濃度との比較を行った。
・年齢は64.6±12.7歳で67.7%が男性。CRAO発症リスクはNO2レベルが10億分の1上昇後5日間に有意に増加(OR=1.09 95%CI=1.01-1.17 p=0.03)。DM患者では4日後(OR=1.40 p=0.02)、5日後(OR=2.16 p=0.03)で特に上昇していた。
・上昇1日後では、高血圧患者(OR=1.88 p=0.03)、65歳以上高齢者(OR=1.90 p=0.02)で上昇していた。
・PM2.5、PM10やオゾンの上昇はCRAO発症に関連がなかった。(TY)