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Ophthalmology

2017
124巻

Outer retinal tubulationの形成過程

Ophthalmology 124巻(9号)2017

The evolution of outer retinal tubulation, a neurodegeneration and gliosis prominent in macular diseases.
Dolz-Marco R et al(NY USA)
Ophthalmology 124(9): 1353-1367, 2017
・SD-OCTで最初は見られなかったouter retinal tubulation(ORT)の発生が確認できた網膜外層障害とRPE萎縮のみられた症例を検討した。
・86例170眼のORTうち、30例38眼、平均年齢78.87歳(56-96歳)で発生が確認できた。
・23眼(60%)はAMD後の地図状萎縮で、2眼(5%)はpattern dystrophy後の地図状萎縮、12眼((32%)は新生血管AMD、1眼(3%)は弾性線維性仮性黄色腫に伴う新生血管であった。
・網膜の73ヶ所(1434画像)を平均69.5ヶ月(21-93ヶ月)経過観察した。
・73個の辺縁の内、34個(47%)は平坦なELM下降があり、47個(64%)は屈曲したELM、37個(51%)は降り返したELM、24個(33%)は巻き込んだELMであった。
・81個のORTの内、73個(90%)は閉鎖しており、8個(10%)が開放していた。
・ORTが形成される期間は14.9ヶ月(1.4-71.3ヶ月)であった。(TY)

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