Three-Dimensional Eye Shape, Myopic Maculopathy, and Visual Acuity: The Zhongshan Ophthalmic Center-Brien Holden Vision Institute High MyopiaCohort Study.
Guo X, Xiao O, Chen Y, Wu H, Chen L, Morgan IG, He M.(China)
Ophthalmology. 2017 May;124(5):679-687.
・-6D以下の強度近視95例190眼、視力と眼底所見、MRIによる3D眼球形状とを比較
・屈折の等価球面度数-11.74±4.10D、眼軸長28.18±1.73mm
・69名(72.6%)で左右眼が同じ形状
・眼球形状は球状(53.7%)が最も多く、次いで円錐形と鼻側突出(ともに14.7%)、楕円状・耳側突出・樽形は頻度すくない
・C2(diffuse chorioretinal atrophy)以上の近視性黄斑症は樽形の100%、耳側突出の75%、鼻側突出および円錐形の71.4%でみられた
・後部ぶどう腫(+)の22眼のうち18眼(81.8%)でC2以上の黄斑症、後部ぶどう腫(-)の73眼ではC2以上が40眼(54.8%)であった
・耳側突出・鼻側突出の形状、および後部ぶどう腫(-)の眼で視力不良(20/40未満)が多かった
【結論】強度近視眼の多くは形状異常がみられず、球状の形状が最も多かった
樽形と耳側突出形の形状で近視性黄斑症の程度が強く、後部ぶどう腫を持つものはさらに重い黄斑萎縮がみられた(MK)